「FXってよく聞くけど、結局なんなの?」「副業になるって本当?でもなんかコワそう…」
そんなふうにモヤッとしている方に向けて、今日はFXの知識ゼロの方でもわかるように説明していきます。
FXは、むずかしい専門用語がならぶイメージが強いですが、本当に本質だけをシンプルにすると、
『お金そのものを売ったり買ったりして、差額で利益をねらう』
ただこれだけです。
たとえば、ゲームの中で「レアカードを安く買って高く売る」とか、「フリマアプリで安く仕入れて高く売る」みたいなイメージに近いです。
それを「モノ」じゃなくて「お金(通貨)」でやるのがFXです。
この記事では、
- FXってそもそも何か
- どんなしくみで利益・損が出るのか
- 副業として始めるときのメリット・デメリット
を、わかりやすく丁寧に解説していきます。
難しい言葉は、できるだけかみ砕いて説明するので、安心して読み進めてください。
FXってどんなしくみ?
まずは「FXってなに?」を、めちゃくちゃシンプルにイメージでつかみましょう。
FXは「お金の交換ゲーム」
FXは、かんたんに言うと 「お金どうしの交換ゲーム」 です。
たとえば、日本のお金『円』と、アメリカのお金『ドル』を思い浮かべてください。
- 1ドル=100円のときに、100ドル買った
→ 日本円で払ったお金は「100円 × 100ドル=1万円」 - そのあと、1ドル=110円になったときに、さっきの100ドルを円に戻した
→ 100ドル × 110円=1万1,000円になって戻ってくる
最初に1万円払って、あとで1万1,000円戻ってきたので、差額の1,000円が利益 になります。
逆に、1ドル=100円で買って、そのあと1ドル=90円に下がると、
- 100ドル × 90円=9,000円
となってしまい、1万円出して9,000円しか戻らないので、1,000円の損 です。
この「上がった・下がった」の差で、利益が出たり損が出たりするのがFXです。
FXで取引できる主な通貨
🇺🇸 USD(米ドル)世界で一番使われてる通貨。値動きも安定してて初心者に人気。
🇯🇵 JPY(日本円)僕たちが使ってる円。米ドルと組み合わせる「ドル円」が超定番。
🇪🇺 EUR(ユーロ)ヨーロッパの大きな国で使われてる通貨。ドルについで人気。
🇬🇧 GBP(ポンド)イギリスの通貨。値動きがけっこう大きめで、動くのが好きな人向け。
🇦🇺 AUD(豪ドル)オーストラリアの通貨。比較的やさしい動きで初心者にも人気。
🇳🇿 NZD(ニュージーランドドル)豪ドルと似た動きで、落ち着いた値動きのことが多い。
🇨🇦 CAD(カナダドル)資源国なので、原油の価格とちょい関連することがある通貨。
🪙 その他の有名通貨
🇨🇭 CHF(スイスフラン)「安全通貨」と呼ばれやすい。リスクオフ(世界が不安なとき)で買われる。
🇸🇬 SGD(シンガポールドル)アジアの中で安定した通貨。取扱いは会社による。
🇭🇰 HKD(香港ドル)米ドルと連動しやすい通貨。
FXでよく使われる“通貨ペア”の例
通貨ペアとは簡単に言うと「どのお金とどのお金を交換するかの組み合わせ」
初心者がまず触るのはだいたいコレ👇
- USD/JPY(ドル円) → 超王道。初心者はここからで十分。
- EUR/USD(ユロドル) → 取引量世界トップ。
- GBP/JPY(ポンド円) → 値動き激しめ、慣れてから。
- AUD/JPY(豪ドル円) → 落ち着きやすい。
最初に選ぶなら?
👉 USD/JPY(ドル円)一択でOK
理由:
- 情報が多い
- 値動きがわかりやすい
- スプレッド(手数料)が安い
- チャートのクセがつかみやすい
副業でサクッとやりたい人は、まずドル円だけで十分慣れます。
24時間ほぼいつでも動いている
FXの大きな特徴は、平日ほぼ24時間、ずっと動いている ということです。
仕事のあとや、寝る前のちょっとした時間にも取引できます。
「副業としてスキマ時間にやりたい」という人にとっては、ここがかなり大きなポイントです。
FXのメリットとデメリットを整理
「なんとなくイメージはわかったけど、結局いいの?悪いの?」というところを整理していきます。
FXのメリット
① 少額からスタートできる
FXは、会社によっては数百円〜数千円レベルから始められます。
「いきなり何十万も必要!」というわけではないので、お試し感覚でスタートしやすいです。
② 副業としてスキマ時間で取り組みやすい
スマホさえあれば、電車の中や寝る前にチャート(値段のグラフ)を見ることができます。
ずっと画面に張りついている必要はなく、「チェック → 注文 → あとは放置」というスタイルも可能です。
③ 上がっても下がってもチャンスがある
株は「安いときに買って、高くなったら売る」が基本ですが、
FXは 「これから下がりそう」と思ったときに売りから入る こともできます。
つまり、
- これから上がりそう → 買う
- これから下がりそう → 売る
と、どちらの方向でも利益をねらえるのが強みです。
FXのデメリット
① 損するときは普通に損する
ここはごまかしなしで言います。
FXは元本保証ではありません。
自分が思った方向と逆に値段が動けば、そのぶんお金は減ります。当たり前のことですが損をすることも普通にあります。
ただし、自分なりのルールを決め、最初から「少額でやる」「一度に大きな額を入れない」と決めておけば、ダメージを小さくすることはできます。
② メンタルが乱れると危険
人間は、お金が減ってくると「取り返したい!」という気持ちが強くなります。
その結果、冷静さを失ってムチャな取引をすると、損がふくらみやすいです。
だからこそ、ルールを決めておくことが大切です。
たとえば、
- 1日に負けていい金額を決めておく
- 負けた日はそれ以上触らない
などのマイルールが必要になります。
③ 勉強なしで始めるとギャンブルになる
しくみを理解しないまま「なんとなくやってみる」で始めると、ただの運まかせになります。
とはいえ、難しい本を何冊も読む必要はなく、基本だけちゃんとおさえる ことが大切です。
副業としてFXを始めるときの超シンプルな3ステップ
「じゃあ、実際に始めてみるとしたら何をすればいいの?」
という人向けに、副業としてスタートするための流れを、超シンプルに3ステップでまとめます。
① まずは「用語」と「しくみ」をざっくり知る
本気で分厚い本を読む必要はありません。
最初は、次の3つだけざっくりイメージできればOKです。
- 通貨ペア:円とドルなど「どのお金どうしを交換するか」の組み合わせ
- レート:今、1ドル何円なのかという「現在の交換レート」
- ロット(取引量):どれくらいの量を売買するか
この記事で説明した 「安く買って高く売る」「その逆もできる」 という感覚がつかめていれば、あとはやりながら覚えられます。
② 口座開設して、デモトレードで触ってみる
次に、FX会社で口座を作ります。
FX会社の具体例(日本で有名どころ)
🔹 1. GMOクリック証券(FXネオ)
取引量ずっとトップ級。
スプレッド(手数料)が激安で、初心者でも使いやすい。
🔹 2. DMM FX
スマホアプリが超使いやすい。
サポートも丁寧で“とりあえず始めたい人”によく選ばれる。
🔹 3. SBI FXトレード
1通貨(数円)から取引できる変態仕様。
リスク極小で練習したい人向け。
🔹 4. 外為どっとコム
FXの老舗。
初心者向けの学習コンテンツが大充実。
🔹 5. 楽天FX(楽天証券)
楽天ポイントが貯まるし、使える。
楽天経済圏の人はめっちゃ相性いい。
ほとんどの会社はスマホだけで申し込みできて、手数料も口座開設も無料です。
口座ができたら、いきなり本番ではなく、デモトレードから がおすすめです。
- ボタンを押したらどうなるか
- 利益・損失はどんな表示になるか
- チャートの動きはどんな感じか
これを、ゲーム感覚で3〜7日くらい触ってみると、「FXってこういう世界なんだな」と肌感覚で分かってきます。
③ 少額から本番スタートして「慣れ」を最優先
デモで慣れたら、いよいよ本番です。
ここで大事なのは、「勝とうとしすぎない」こと です。
おすすめは、
- 「負けても正直あんまり痛くない金額」からスタート
- 1日1回だけチャートを見るルールにする
このくらいのライトな感覚で始めることです。
副業である以上、本業の生活に響くほどお金をつぎ込んでは意味がありません。
FXは「慣れ」と「経験」がすごく大切なので、少額&長く続ける ことを目標にしてください。
まとめ:FXはむずかしそうに見えるけど、本質はシンプル
ここまで読んでいただいて、
「FXって、思ってたよりシンプルかも」
と少し感じてもらえたならうれしいです。
- FXは「お金を交換して、その差額で利益をねらうゲーム」
- 上がっても下がってもチャンスがある
- 少額&スキマ時間でできるから、副業とも相性がいい
- その一方で、損をするリスクや、メンタル面のむずかしさもある
このあたりを理解したうえで、
「よし、まずはデモから少額でやってみるか」
くらいのノリでスタートできれば十分です。
リスクも知ったうえで、「自分で決めて」一歩踏み出すなら、それは立派な行動力だと思います。
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