「NISAっていい制度なのは分かったけど、実際どうやって口座開設するの?」
そう思っているあなたのために、今回は口座開設の全手順を具体的に解説します。
この記事を読めば、初めてでも迷わず新NISA口座を作り、積立投資をスタートできる状態になります。
読み終わったら「やれば意外と簡単じゃん」と思えるはずです。
■ 証券会社を選ぶ
新NISA口座は1人1口座しか作れません。
選択ミスはあとで取り返しが効かないので、ここは慎重に。
ちなみに「金融機関の変更手続き」をすればNISA口座を他の証券会社に変更することはできますが、いろいろな制約や条件があるのでおすすめしません。
ポイント
- ネット証券か対面証券か
→ ネット証券が圧倒的に便利。手数料が安く、スマホで完結します。 - 主なネット証券候補
対面証券は相談しながら買えるというメリットはありますが、対面でアドバイスしてもらう分、ネット証券より手数料は高めです。
・主な対面証券
- 野村證券
- SMBC日興証券
- 大和証券
ちなみに僕は楽天証券を愛用してます。スマホでもパソコンでも操作が簡単で見やすいです。
初心者でも始めやすく、長期積立にも向いてる感じだと思います。
■ ステップ1:口座開設申込み
- 証券会社の公式サイトにアクセス
- 「口座開設」ボタンをクリック
- 名前・住所・生年月日・マイナンバーなど必要事項を入力
- 本人確認書類をアップロード(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 申し込み内容を確認して送信
ここで大事なのは、間違えずに正確に入力すること。
誤入力があると審査で止まります。焦らず、落ち着いてやりましょう。
スマホ操作に自信がなくても大丈夫です。証券会社の口座開設は、最近とってもカンタンになっています。
本人確認書類をスマホで撮影して送るだけ。入力も画面の案内に沿って進めればOK。
わからないところは電話やチャットでサポートしてもらえるので、初めてでも安心して始められます。
時間もかからず、数日で取引スタートできるのも嬉しいポイントです。
■ ステップ2:審査完了を待つ
申込み後、証券会社で審査が行われます。
- ネット証券:通常1〜3営業日
- 郵送書類ありの場合:1〜2週間
審査結果は主に「メール」または「郵送」のどちらかの方法で連絡され、審査が通ればログイン情報や口座番号が発行されます。
このタイミングで「やっとスタートできる!」って気持ちになりますが、焦らず準備を進めます。
■ ポイント
- 基本的に日本国内の大手証券会社なら、普通に本人確認できていればまず落ちない
- 書類不備が原因で審査が長引くことはあるけど、ほとんどの人は問題なく開設できる
- 過去に金融事故がある場合、審査におちることもある
■ ステップ3:ログインしてNISA口座を開設
① マイページで「NISA口座開設」を選択
- 証券会社のログイン後の画面に「NISA口座開設」や「新NISA口座申し込み」メニューがある
- オンライン(ネット上)で進められるところがほとんど
② 口座タイプの選択
新NISAは つみたて投資枠+成長投資枠 が使えるので、どちらを使うか、または両方使うかを選ぶ。
- つみたて投資枠:長期積立向け(投資信託中心)
- 成長投資枠:株・ETFなど、まとまった投資向け
③ マイナンバーと本人確認書類の提出
- マイナンバーカードか通知カード+本人確認書類を用意
- スマホで撮影してアップロードするだけでOK
- 書類不備があると審査が止まるので注意
④ 税務署による確認
- 証券会社が提出した情報を税務署がチェック
- 他の金融機関でNISA口座を使っていないか確認される
- 審査期間は通常 1〜2週間程度
⑤ 新NISA口座開設完了
- 審査が通ると、証券口座にNISA口座が紐づく
- ここから 非課税で投資信託・株・ETFを購入 できるようになる
■ ポイントまとめ
- 証券口座にログイン → 「NISA口座開設」を選ぶ
- つみたて枠・成長枠を選択
- マイナンバー・本人確認書類をアップロード
- 税務署審査(1〜2週間)
- 審査通過で投資スタート
■ ステップ4:積立設定をする
初心者が最初にやるべきは、自動積立の設定です。
設定の手順
① 証券会社にログイン
- まずは、NISA口座が紐づいた証券口座にログイン。
- マイページのメニューで「NISA」「つみたてNISA」「積立設定」といった項目を探す。
② 積み立て商品を選ぶ
- 投資信託が中心になる。
- ポイント:
- 長期積立向けの商品を選ぶ(低コストのインデックス型がおすすめ)
- 信託報酬(手数料)が安い商品を選ぶと、コツコツ積み立てる時に有利
③ 積立金額を設定
- 毎月いくら積み立てるか決める
- 新NISAのつみたて枠は 年間120万円まで → 月額だと最大10万円
- 少額でもOK。無理のない金額から始めるのが安心
④ 積立日を設定
- 毎月の引き落とし日を指定
- 証券会社によっては「毎月1日」「毎月15日」など選択肢あり
- 給料日や口座残高のタイミングに合わせて設定すると便利
⑤ 引き落とし口座を確認
- 証券口座に紐づいた銀行口座から自動引き落としされる
- 残高不足にならないように注意
⑥ 設定内容の確認・申し込み
- 積立商品、金額、引き落とし日、投資口座(NISA口座)を最終確認
- 問題なければ「申し込み」「設定完了」をクリック
⑦ 積立開始
- 設定した日に自動で購入される
- 毎月コツコツ、ドルコスト平均法で自動的に購入されるので、値段の変動に振り回されず投資できる
■ ポイントまとめ
- ログイン → 「NISA口座」「積立設定」を選ぶ
- 投資信託を選ぶ(低コストの長期向けがおすすめ)
- 毎月の積立金額を決める(無理のない範囲で)
- 積立日・引き落とし口座を設定
- 内容を確認して申し込み
- 自動積立スタート
これで毎月勝手に積み立てが始まります。
寝てても仕事してても、積み立てが自動で資産形成してくれるって思うと少しワクワクしませんか?
↑②の積み立て商品のおすすめ
| 銘柄 | 特徴 | 信託報酬(目安) | リスク・ポジション |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界(日本 + 先進国 + 新興国)の株に1本で分散投資できる | 年率 0.05775%以内 | 超分散。長期の成長を狙いたい人向き。世界経済の成長に乗る戦略 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国の大型企業(S&P500)中心に投資。米国成長に集約 | 年率 0.08140%以下 に引き下げ | 米国株への集中投資。米国市場のリスク(為替、バリュエーション等)を取る覚悟がある人向き |
| 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 米国全体(小型も含めた米国株式市場)に分散投資 | 約 0.162% 程度(世界株ポータルによる) | 米国株を幅広く持ちたい人向け。S&P500よりさらに分散がきくが、信託報酬はやや高め |
| eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 日本を除く先進国株式(欧米など)に投資 | 0.09889%(税込) | 先進国株だけに集中。先進国の成長/景気リスクを取るスタイル。日本株を除きたい人に向く |
★この4つを選ぶ「おすすめ戦略」とポイント
- 王道・安心の分散 → 「オール・カントリー(全世界)」1本で長期をガチに狙う
- 成長重視(米国) → S&P500を軸に米国の成長を最大限取りにいく
- 米国市場全体をカバー → 米国小型〜大型まで含めた全米株式での分散
- 先進国中心でバランスを取りたい → 先進国株式に絞って、リスクを日本株 + 新興国株から分散
■ 注意点
- 口座開設は1人1口座しか作れません
- 元本保証ではありません(長期積立でリスクを抑える)
- 商品選びを間違えると効率が下がります
- 途中で解約や変更もできますが、計画を立てて行動する方が効率的です
■ まとめ
- 証券会社を選ぶ
- 口座開設申込み
- 審査完了を待つ
- ログインしてNISA口座開設
- 積立設定&最初の商品購入
この5ステップを踏めば、誰でも迷わず新NISAを始められます。
今日動けば、未来のあなたの資産は着実に増え始めます。
何もせず後回しにするのは、正直もったいないです。
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