投資の仕組みをわかりやすく解説!【株・投資信託・ETF】の違いとは

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「投資って難しそう…」「自分にはまだ早いかも」と感じている方も多いと思います。専門用語や数字が複雑に見えるため、読むだけで頭がいっぱいになり、何から手をつけていいか分からない状態になりがちです。

でも安心してください。この記事を読むことで、「投資って難しい…」「よくわからない」から、「少し理解できた!」に変わります。投資の仕組みと、株・投資信託・ETFの違いを、初心者の方が理解できるよう、順を追って丁寧に解説します。さらに、少額から始める方法も紹介するので、読んだその日から行動に移せます。


投資の基本的な仕組み

投資とは<お金を使って将来の資産を増やす活動>です。銀行にお金を預けるだけでは利息はほとんどつきませんが、投資ではお金を株や投資信託などに回すことで、値上がり益や配当・分配金といった形で利益を得られる可能性があります。

ここで押さえておくべきポイントは2つです。

  1. 値上がり益(キャピタルゲイン):購入価格より高く売ることで利益を得る
  2. 配当・分配金(インカムゲイン):持っているだけで企業や投資信託からお金をもらえる

投資のリスクは、値下がりや損失が発生する可能性があることです。投資は必ず利益が出るわけではなく、元本割れのリスクもあります。その分、銀行に預けるより増える可能性があるというメリットがあります。


株・投資信託・ETFの違い

ここからが本題です。株・投資信託・ETFは、どれも「お金を増やすための手段」ですが、仕組みやリスク、メリットが大きく違います。それぞれをしっかり理解することが、投資で失敗しないための第一歩です。


株とは?

株とは、株式会社が発行する、会社の所有権の一部を表す証券(権利)のことです。

補足:株を買うということは、その会社に出資したオーナーの一人になることを意味します。これにより、利益の一部を受け取る権利(配当金)や、会社の意思決定に参加する権利(議決権)などが得られます。

例えば、ある企業の株を1株1000円で買ったとします。

  • その会社が成長し、株価が1,500円に上がった場合、売却すると500円の利益(値上がり益)が出ます。
  • さらに会社が利益を出すと、配当金として株主にお金が支払われることもあります。

株の特徴

  • メリット:値上がり益と配当の両方を狙える。企業の成長に応じて大きなリターンが期待できる。
  • デメリット:値動きが大きく、損するリスクもある。企業が倒産すると投資したお金はほとんど戻らないこともある。
  • 向いている人:自分で企業を選ぶことに興味があり、値動きのリスクを理解できる人。

株は単体で買うとリスクが大きくなるため、複数の株に分散投資することが重要です。個別株だけで資産形成を目指すのは、初心者には少しハードルが高いです。


投資信託とは?

投資信託は運用のプロ(ファンドマネージャー)が代わりに株式や債券などの様々な資産に投資・運用する仕組みのことです。

補足:投資家はその運用成果に応じて利益(または損失)を受け取ります。

1つの投資信託で、複数の株や債券に分散投資できます。例えば、1本の投資信託に10社の株と5種類の債券が含まれている場合、もし1社の株価が下がっても他の資産で損失をカバーできる可能性があります。

投資信託の特徴

  • メリット:少額から始められ、分散投資によってリスクが抑えられる。運用はプロに任せられるので、初心者でも始めやすい。
  • デメリット:運用手数料(信託報酬)がかかる。値動きがあるため元本割れのリスクもある。
  • 向いている人:自分で銘柄を選ぶのは難しいけど、少額で投資を体験して学びたい人。

投資信託は「分散投資+プロ運用」という安心感がある反面、手数料や運用の仕組みを理解して選ぶことが大切です。最近ではネット証券を利用すれば手数料は安くおさえられます。


ETFとは?

ETF(上場投資信託)は「株のように売買できる投資信託」です。市場で株と同じようにリアルタイムで売買でき、手数料も比較的低めです。

補足:投資信託でありながら、日中の価格変動を見ながら機動的に売買できる。

ETFの特徴

  • メリット:株のように自由に売買でき、分散投資も可能。運用手数料が低めでコストを抑えやすい。
  • デメリット:値動きがあるためタイミングによっては損することもある。
  • 向いている人:分散投資をしつつ、自分で売買タイミングを調整したい人。

ETFは投資信託の便利な部分と株の自由度を兼ね備えた商品ですが、値動きがあるため短期的な売買はリスクも伴います。


株・投資信託・ETFの違いをまとめると

項目投資信託ETF
運用方法自分で銘柄選びプロにおまかせ株のように自分で売買
リスク高め分散で低め中〜高(売買次第)
メリット高リターン、配当あり分散投資、少額可分散+自由に売買、低コスト
デメリット値動き大きい、倒産リスク手数料あり、元本割れリスク値動きあり、タイミング次第で損

こうして比べると、どれを選ぶかは自分の投資スタイルやリスク許容度によることがわかります。


少額でも行動して理解を深める

どれがどう違うか頭で理解しても、実際にお金を動かさないと感覚は身につきません。少額でも口座を開き、積み立てを始めることで、数字や値動きの感覚がつかめます。

僕も最初は「難しそう…」「損したらどうしよう」と先延ばしにしていました。しかし少額から始めることで、失敗も学びに変えられ、「投資の仕組みが少しわかった」と実感できるようになりました。


4. まとめと次の行動

  • 株・投資信託・ETFにはそれぞれ特徴がある
  • 違いを理解することで、自分に合った投資方法が選べる
  • 少額でも体験することで、理解と将来の収益につながる

今行動しなければ、いつまで経っても「難しい…」のままです。少額でも良いので口座を開き、積み立て投資をスタートしてみましょう。実際に経験することで、投資の仕組みが少しずつ理解できるようになります。

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