【SBI証券の特徴を解説】6つのメリット・4つのデメリットでわかる向き不向き

証券会社・口座開設
この記事は約5分で読めます。

投資を始めるとき、最初に悩むのが「どの証券会社を選ぶべきか」というところではないでしょうか。
ネット証券はたくさんありますが、その中でも“性能・手数料・取扱い商品の多さ”で常にトップクラスと言われ続けているのが SBI証券 です。

僕自身、これまで複数の証券口座を使ってきましたが、「本気で投資に取り組みたい人」や「幅広い商品を扱いたい人」にとって、SBI証券はかなり強力な選択肢になると感じています。

もちろんデメリットもあるので、この記事では良いところも悪いところも 客観的に、そして初めて投資に触れる方にも分かりやすいようにまとめました。
これから証券会社を選ぶ方のヒントになれば嬉しいです。


■ SBI証券のメリット(良いところ)


1. 業界トップクラスの「圧倒的に安い手数料」

SBI証券が強く支持されている理由は、やはり 手数料の安さ です。

  • 国内株式の売買手数料が業界最低水準
  • つみたて投資や投資信託の手数料も優秀
  • 為替手数料も低い(特に米ドル)

他社と細かく比較しても、いつの時代も「SBIが最安クラス」の場面が多いんですよね。
とくに米国株をやる方なら、この為替手数料の安さは強力なメリットになります。


2. 取扱い商品が圧倒的に多い

SBI証券は、金融商品の品揃えがとにかく多いです。

  • 国内株式
  • 米国株、海外ETF
  • 投資信託
  • IPO、PO
  • 債券
  • 先物・オプション
  • CFD
  • FX(SBI FXトレード連携)

「投資でできることは全部したい」という方には、本当に頼れる総合証券会社です。
口座を一つだけ持つなら、最も万能に使えるタイプだと思います。


3. 米国株がとにかく強い

SBI証券の米国株は、他社と比べてもトップレベルです。

  • 取扱銘柄が業界最大級
  • 為替コストが安い
  • 手数料無料の銘柄が豊富
  • 定期買付サービスが便利

米国株・米国ETFを中心に投資したい方には“間違いない一社”と言えるレベルです。


4. IPO当選のチャンスが多い

IPOに興味がある方には、SBI証券は外せない存在です。
理由は以下の通り。

  • 主幹事・幹事参加が多い
  • 抽選申し込みがしやすい
  • 落選でも「IPOチャレンジポイント」が貯まる

特にIPOチャレンジポイント制度は、SBI証券独自の強み。
コツコツ申し込むだけでも、いつか大きな当選につながる可能性があります。

ちなみにIPOとは「会社が株式を初めて一般の投資家に売り出すこと」です。
正式には Initial Public Offering(新規公開株)と言い、
要するに今まで上場していなかった会社が、証券取引所にデビューする瞬間(上場)です。

上場直後は株価が上がりやすい傾向にあるため投資家が注目します。


5. ツールが充実していて中級者〜上級者にも使いやすい

SBI証券はツールの種類が多く、レベルに合わせて選べます。

  • SBIハイブリッドアプリ(初心者向け)
  • HYPER SBI(中級者〜上級者向けの本格ツール)
  • HYPER SBI2(プロも使うレベルの高機能版)

初心者には少し“情報量が多い”と感じるかもしれませんが、慣れてくると「欲しい情報が全部そろっている」ありがたさが分かります。


6. Tポイント・Vポイントなどのポイント投資に対応

楽天証券が楽天ポイントなら、SBI証券は Tポイント・Vポイント に対応しています。

  • 投資信託の買付にポイントが使える
  • 日々の買い物で貯まるポイントを投資に回せる

楽天経済圏ではない人にとっては、SBI証券のほうが生活圏と相性が良いケースも多いです。


■ SBI証券のデメリット(気になるところ)

メリットだけ見ると完璧に見えるSBI証券ですが、やっぱり弱点もあります。

1. 画面が情報だらけで「とっつきにくい」

良くも悪くも、SBI証券は 情報量が多い です。

  • 初心者には画面が複雑に感じる
  • メニューが多い
  • 用語が難しいことがある

慣れれば問題ないのですが、「最初の取っつきやすさ」では楽天証券や松井証券の方が分かりやすいかなと感じる場面もあります。


2. アプリの使いやすさは“楽天に劣る”という声もある

SBI証券のアプリは機能は多いのですが、画面や操作の仕組みはやや慣れが必要です。

  • 画面が全部入りすぎて分かりにくい
  • 楽天証券よりサクッと使える感は弱い
  • 情報量が多くて初心者が迷いやすい

本格的に触るようになると便利なんですが、最初は少し戸惑う人も多い印象があります。


3. 上級者向けに寄りすぎている部分もある

SBI証券は“万能型”ではありますが、

  • 先物・オプション
  • CFD
  • 信用取引
  • IPO

など高度な投資商品が多く、初心者にとっては「何を触ればいいの?」と感じることもあるかもしれません。


4. サーバーが重くなるという声も一部にある

大きな相場変動のときには、

  • 注文が重い
  • ログインしづらい

といった声がたまにあります。
SBI証券だからというわけではなく、ネット証券ではよくあることですが完璧とは言えません。


■ SBI証券が向いている人

SBI証券は、こんなタイプの方に向いています。

◎ 本気で投資に取り組みたい人

手数料の安さ、ツールの充実、商品の豊富さから、長く使える口座になります。

◎ 米国株をメインで買いたい人

海外ETFや米国株の環境がとても整っています。

◎ IPOにもチャレンジしたい人

チャレンジポイント制度は本当に魅力的です。

◎ 暗号資産・FX・先物など、多様な投資に興味がある人

一つの証券会社で全部が完結します。

◎ Tポイント・Vポイントを普段から使う人

ポイント投資と相性抜群です。


■ SBI証券が向かない人

逆に、以下のタイプの方は他社のほうが快適かもしれません。

▲ とにかく操作画面がシンプルな方がいい

→ 楽天証券や松井証券のほうが分かりやすいです。

▲ まずは「簡単な積立投資だけしたい」

→ 分かりやすさ重視なら楽天証券のほうが向いています。

▲ 情報が多いと不安になってしまう

→ SBIは何でもできる反面、最初は圧倒されやすいです。


■ まとめ|迷ったらSBI証券“間違いなく長期戦で頼れる一社”

SBI証券は、

  • 手数料の安さ
  • 商品ラインナップの多さ
  • 米国株の強さ
  • ツールの充実度
  • IPOの当選チャンス

これらが非常に高いレベルで揃っている、バランス感の良い“総合力の塊”のような証券会社です。

初心者には少し複雑に見えることもありますが、慣れてくるほど「SBI証券の強み」がじわじわ効いてきます。
本格的に資産形成を進めたい方、長期で投資を続けたい方には、最初の一社としても長く付き合うメイン口座としても、心からおすすめできる証券会社です。

★比較記事

【証券会社徹底比較ガイド】楽天/SBI/マネックス/松井

証券会社2つ持つ理由⇩

兼業投資家こそ実践すべき!「証券口座2つ持ち」で成功確率を最大化する論理

コメント